伝え方で印象が変わる例


昨日あたりからテレビのニュースやワイドショーで、中国のパンダが木から落ちる映像が紹介されています。
かわいらしいのには変わりないのですが、テレビ局によってナレーションが全く違ったところに興味を感じてこの記事を書くことにしました。

映像を見てない方のためにどんな映像かを簡単にご案内します。
中国のある動物園で、パンダが1本の木に登っていきます。木の上でくつろいだり運動みたいなことをするのですが、あまりに動き過ぎてパンダの重さに木が耐えられず、枝が折れてパンダは地面に転落してしまう、という映像です。おまけに落ちた枝がちょうどパンダがうずくまっているところに倒れてきてパンダにコツンと当たります。

この映像に、テレビ局がつけたナレーション。
細かい言葉尻ははっきり覚えてないのですが、大体の感じで再現します。

まずはテレビ局Aのナレーション。

元気がありすぎるこちらのパンダ。どんどん(木に)登っていくのですが、調子に乗りすぎて上のほうまで行ったところで木が折れて落ちてしまいました。うずくまっているとさらに悲劇が!折れた枝が倒れてきて頭に当たる始末。こんなドジなところがかわいらしいパンダですね。
(合間合間にスタジオにいるタレントの笑い声が入りました)

 

ではテレビ局Bのナレーション。

こちらのパンダ。この動物園でも運動能力が高いと評判のパンダなんです。何事にも物おじせず平気で高いところに登りアクロバティックな動きをします。でも好奇心旺盛なことからたまに失敗することも。動物園の人気者です。

 

人によって好みは分かれると思いますが、私はAのナレーションはパンダのドジさで笑いを取ろうという姿勢が感じられ、Bのほうはパンダの能力の高さ・素晴らしさをアピールして、それには失敗することもある、チャレンジする姿勢が大切なんだというメッセージを感じました。

みなさんはいかがですか?
もちろんどちらがいい・悪いというのはありません。
でもこのナレーションの違いに、それぞれのテレビ局の番組作りに対する姿勢の違いを感じてしまうのは私だけでしょうか。
「馬鹿にして、見下して、笑いものにする」
「素晴らしさを紹介し、教訓を感じてもらう」

 

まあテレビ局の姿勢は関係ないとして、みなさんがその場にいない誰か(以下Cさん)のことを話す場合には”テレビ局B”の方向性で伝えることが大切です。
Cさんのいいところ、頑張っている姿、そこからあなたが学んだことなどCさんの魅力を伝えることが「印象のいい伝え方」です。
どう印象がいいのか・・・
Cさんの印象が良くなるのはもちろん、そういう紹介の仕方をしたあなたの印象もよくなります。

相手を見下し、笑いものにして伝えるのは「優越コンプレックス」という、あなたの劣等感からくるものです。
(「優越」コンプレックスがなぜ「劣等感」なのかは・・・またそのうち。)