決断したら、そこが100%!

後悔するのって、嫌ですよね。
あとからもっといい物が発売される。
あとでもっといい条件に巡り合える。
あとからより適切な方法を思いつく。

「あとから」と「よりよい」が、後悔のキーワードなのでしょう。

「あとから」と「よりよい」に出くわしたときに、どんな心境の変化になって後悔につながるのか。ちょっと私自身に当てはめてみました。

私の場合は買い物で「後悔しない買い物をしたい」という傾向があります。
お金を無駄遣いしたくないのでできるだけ安いもの。でも使えなきゃ困るのでそれなりに機能的なもの。この両者のバランスが取れたコストパフォーマンスに優れた商品が私の欲求を100%満たすものです。加えて色や形、デザインもお気に入りだと100%超えです。

私は今、お財布が欲しいのです。
新年に財布を買い替えると金運に恵まれる、と聞いたことがあるので、この機会に買い替えたいなと思ってます。私が求めるお財布は
・小銭ポケットが大きく開き、出し入れがしやすい
・それでいて開けたときに小銭がこぼれにくい(上と矛盾してないか?)
・カードを入れるスペースがたくさんある
・できるだけ小型(2つ折り)
・上記の条件を備えた上でできるだけ価格が安いもの
と、こんな条件です。個々の要素を満たすものならよくありますが、これらすべてを兼ね備えたものはなかなかないんですよね。

そんな中、理想に近いものに出会いました。理想に合わないのはカードホルダーが4枚分しかないのと、値段が思い描いている予算よりもちょっと高めなこと。
でもポケットが1か所あってあまり使わないカードはそこにまとめて入れればいい。ほかの条件は満たされているし、ちょっと奮発してこの財布に決めました。

数日後、たまたま立ち寄ったホームセンターで同じ値段でカードが10枚入るものがあったり、ディスカウントストアで同じ性能なのにもっと安いものを見つけてしまうこと、ありますよね。
きっと「あのとき買わなきゃよかった」「なんで妥協しちゃったんだろう」などと残念に思ってしまいます。残念に思うだけならまだいいのですが、そういう妥協(判断)をしてしまった自分に弱さや自己嫌悪を感じてしまう。つまり傷ついてしまうとつらくなってしまうでしょう。

そう考えると「後悔したくない」というのは、「傷つくのが怖い」と言い換えることができるかもしれません。

後からよりよいものを見つけたら後悔してしまう。これは必然なこと。
でも「後悔すること」ではなく、後悔によって自分が傷つくことが怖いのですよね。
ならば、後悔はしても自分が傷つかないようにすればいいのです!

そこでの自分の決断を100%支持する。
決断したら、それが100%満足するものだと考える。

決断する直前の心境を思い出してください。
条件を7割しか満たしていないと考えるか、条件を7割も満たしていると考えるか。
きっとこの矛盾した考えで揺れ動いていたことでしょう。いろいろ考えたうえで、熟慮に熟慮を重ねたうえでようやく決断に至ったはずです。

そうして選んだものなのですよね。思い出しましたか?
そこまで一生懸命考え、苦しんで決断したあなたを、あなた自身が支持しないなんてかわいそうじゃないですか?
迷いに迷っていた時の自分を思い出してください。その決断、今のあなたも信頼しましょうよ!支持しましょうよ!

そしてこれだけ考えて決めたものなのですから、もうそれがあなたにとっての100%満足なものなのだと設定し直すのです。

カードホルダーが少なくちょっと予算オーバーの財布は、私の理想の70%程度だったかもしれません。
でもいろいろ考えて買うことに決めたのです。理想の基準を下げたと考えてもいいですし、足りない部分を「今ここで手に入れる満足感」などほかの要素でで補ったと考えてもいいのです。とにかく自分で決めたということは「それに満足しているんだ」と納得するのです。
「決めたからには、もうそれが私にとって100%満たされたアイテム」
自分の決断を支持しているのなら、こう考えることもできるはずです。

買った財布に自分が満足感を感じていれば、後悔して傷つくことはありません。
なぜなら自分が満足を感じていれば比較する必要がないのですから。たとえその後よりよい財布を見つけても、より安い財布を見つけても。

あえて言うなら・・・「あ、こんな財布あったんだ。これなら120%満足するだろうな」
後から見つけたものは自分の理想を「超えている」ということにしてしまいましょう!

最後に「あとから」という要素について。
未来というものが続く限り、後からいい物が現れるのは当然のことです。
特に技術革新の激しいこの時代では、最新のものが数か月で陳腐化してしまいます。5万も6万もするスマホが1年後には旧機種になってしまうのですからね。

「未来予測はキリがない」
こういう考え方を持てば、あとからいい物が見つかっても「それは当然」と受け流すことができ、自分の持ち物と比較することもなくなるでしょう。

実はこころの不調においても「未来予測」が影響していることがよくあります。
不安神経症のひとつの傾向なのですが、将来のことを考えてしまい今の行動に躊躇してしまう傾向です。しかしその将来のことは根拠のない不合理なこと。本当に起こるのかもわからないことを根拠にしてしまっていることが多くあります。

これは自分が今行動できない(しない)言い訳として将来の可能性を持ち出している状態、すなわち「将来の可能性に逃げている状態」なのです。
将来の可能性に逃げていては、一歩も踏み出すことができません。失敗し、後悔してもいいから一歩踏み出したほうがまだ前進する。成長につながるのです。
「やらないで後悔するよりも、失敗して後悔するほうがいい」
こんなセリフ、聞いたことあるのではないでしょうか。

そう、後悔も成長につなげてしまえばいいのです。
先ほどのとおり、後悔自体が怖いのではなくて「後悔して自分が傷つくのが怖い」のですから。

後悔する出来事が起きたら自己嫌悪に向かうのではなく、これを今後の糧にしていくよう考える。
一方で後悔に至った自分の決断はきちんと受け入れる(厳しい言い方をするなら「決断した自分に責任を取る」)。
自分の決断した行動を肯定的に受け入れ、その決断によって手に入れたものに100%の満足を感じること。そしてその後みつけたものと比較しない。

こういう心構えで行けば、後悔であなたが傷つくことはないでしょう。
後悔しても傷つかないのですから、恐れず行動に移せるはずです。やるべきこと、やりたいことへ踏み出しやすくなるのではないでしょうか。行動すれば、きっと何かが成長するはずです。

 

ちなみに・・・財布を買った私のお話はこの解説のためのフィクションです。
新しい財布、欲しいなとは思ってますがまだ買ってません。どうでもいいことですが。

 

 

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