占い・コンサルティング・人生相談との違い *心理カウンセリングの特徴

「カウンセリングは、対話を通じて悩みを解決するものです」
こう言われても、わかったようなわからないような感じではないでしょうか?

悩みを持ったとき、どんなところへ相談しますか?
カウンセリングを始め人生相談、占い、コンサルティングと、相談業務をする機関はいろいろあります。
そこでこれらの相談機関と比べることで心理カウンセリングの特徴をご案内したいと思います。

占いとの違い

まず占いとは大きく違うことは、説明するまでもないと思います。占いは占星術などに基づくアドバイスです。現実性や科学的な根拠、論理的な根拠については不明瞭ですが、そこをみなさんがどう受け止めるかによって有効性を発揮します。
希望を与えられること、期待に満ちた言葉をかけられることでやる気や自信が湧いてくるタイプの人には有効な相談手段です。

一方カウンセリングは現在みなさんが置かれている現実に寄り添うところから始まります。みなさんの置かれている状況を把握・理解・共有し、そしてみなさんが実際にどういう行動ができるのかを一緒に考えます。深刻な悩みの相談や具体的な脱却方法を求めている方に有効です。

コンサルティングとの違い

コンサルティングとはどんなものか。
税金相談とか法律相談などを思い浮かべてもらえると分かりやすいかと思います。その道の専門家が、専門知識を駆使してアドバイス(指示や命令)をします。そのアドバイスに従うことで利用者はうまく節税できたり、訴えられずに済んだりします。
一方でカウンセリングではあまりアドバイスはしません。カウンセリングも専門知識を駆使するのは同じですが、アドバイスに使うのではなく、クライアント自身が解決法を見出すよう促すために専門知識を使います。

人生相談との違い

さて、わかりにくいのが人生相談とカウンセリングの違いです。どちらも人生の迷いや悩みの相談に乗るものです。

まずカウンセリングにおける「カウンセラー」と人生相談における「アドバイザー」の違い。
カウンセリングは専門知識を身につけた専門家=カウンセラーが行ないますが、人生相談は誰でも行うことができます。極端な話、アフター5に飲みながら上司に悩みを相談するのも人生相談に入ります。

そして人生相談はアドバイザー自身の人生経験や教訓、そこから学んだ知識などを拠り所にアドバイスをします。少々乱暴な言い方をしますと、人生相談はそのアドバイザーの主観から「ああすればいい」「こうするべき」と意見をクライアントに押しつけるものです。そこに、クライアントの経験したことや気持ち・考え方は反映されません。
つまり「他人の成功談や経験談を聞いて、それを参考にすれば自分も同じようになれる」と思ってるなら、人生相談は効果があります。

でも、あなたはそう思いますか?

一方、カウンセリングの定義は「クライアントの悩みなどの相談に対し、専門家(カウンセラー)が専門知識や技術を使用することで、クライアント自身が自分で解決するための援助をする」ということです。

・クライアントの経験・体験を、カウンセラーは対話を通じて共有し、
・クライアントに寄り添い、そして心理学を用いた専門知識や技法・療法を利用しつつ
・クライアントの考えを尊重しながら自主的に解決(=成長)する援助をしていきます。
従って、基本的には指示や命令などをすることはありません。もちろんカウンセラーの経験や考えを押し付けることもありません。

これらと比べてのカウンセリングの特徴

あなたの人生は、他人が正解を出してくれるものではありません。
他人を真似ることでその人と同じ人生になるものではありません。
また他人と同じ人生をたどることが、あなたが生きる目標でしょうか?
あなたはあなたです。あなたオリジナルの人生を切り拓くことが、あなたにとっての最高の生きかたです。
そのためには誰かの生き方を真似るのではなく、あなた自身が「自分」というものをハッキリ持ち、生きるために自分で決断できる能力を身につけることが必要なのです。
それが「成長」であり、それができるのがカウンセリングです。

あなたに合った相談機関をみつけてください

私自身が心理カウンセラーなので、ついついカウンセリングを推すような書き方になっていると思います。もちろんカウンセリング以外の相談機関もいいところがありますし、カウンセリングにも問題点があります。
総合的にベストな相談機関というものはないでしょう。でも、あなたの目的に合ったベストな相談機関ならあるはずです。

何かしらのお導き(指針)をもらえばあとは自己解決できるのなら占いが有効でしょう。自分の知識を超える専門的なことを相談するならコンサルティングが有効です。また軽い気持ちで相談したい、話を聞いてもらいたいのなら仲間と飲みながら相談することだってベストな選択になります。

あなたが今抱えているその悩みは、どういう人に聞いてもらいたい悩みですか?
相談にあたっては、ご自身の要望や目的を考えて、適切な相談機関を選んでください。