ストレスを取り除き自律神経を整える

春のような陽気になった思ったら次の日は雪が降りそうな寒さ。このところの寒暖の変化には身体もついていくのが大変です。体調を崩してしまう方も多くいらっしゃるでしょう。

こんな環境での体調不良は自律神経の乱れによるケースも多いです。
不調が長引く、適切な薬を飲んでも改善しない、日によって痛みの場所が移動するなどあったら、自律神経の乱れも疑ってみましょう。

自律神経が乱れる大きな原因はストレス。薬を飲んでも治りにくい、効果が感じられない、また痛む場所が日によって違うのはそのためです。つまり抱えているストレスを取り除くことが自律神経失調を改善する根本となります。

環境的なストレスには自律訓練法

寒暖差など環境的なストレスによる自律神経の乱れを整える方法に「自律訓練法」があります。ここでは詳細は割愛しますが、大雑把にいうなら「身体が持つ本来の自然な感覚や反応を思い出す・鍛える」という訓練法です。はじめは専門家の下で行うことを推奨しますが、やり方がわかればひとりでもできます。当相談室でも行っています。
ただし心臓に不調を抱えている方などは行ってはいけないなど禁忌事項がありますのできちんと確認の上行ってください(この点でも最初は専門家の下で行うことがお奨めです)。

精神的ストレスにはカウンセリング

自律神経の乱れは心因性のストレスも原因となります。その場合は悩みや心配、プレッシャーなどを取り除くことが必要となってきます。
軽度のストレスならばマッサージなどのリラクゼーションサービスを利用することで解消できるかもしれません。しかしそれで体の不調が改善されないとなると、あなたのストレスはそれだけ深刻なものだという信号だと思ってください。
そんな場合、カウンセリングで体調不良の改善が期待できます。悩みや心配事を解消し気持ちが軽くなると、自然と体の不調も改善されることがあるからです。

中には「ストレス要因が思い当たらない、けどなんか調子が悪い」という方もいらっしゃると思います。それは、実はご自身で気づいていないストレスがあって、それが自律神経を乱していることも考えられます。
そのような方は取り除く以前に「どんなストレスを抱えているのか」「何がストレスになっているのか」を見つけるところから始めましょう。

カウンセリングでは、カウンセラーと話すことが実は「自分と対話する」ことになります。「自分を相手に話しあう」ことで、これまで見えなかったストレス要因に気づくことが多々あります。

ストレスチェックを受けましょう

また現在の労働安全衛生法では、従業員50人以上の事業所ではストレスチェック制度が義務付けられています。該当しているのに受けたことがない方は、担当部署に問い合わせてまずはストレスチェックを受けることをお勧めします。
なお当相談室でもストレスチェックを行っています。ストレスチェックを行っていない事業所へお勤めの方などにぜひご利用いただければと思います。

体の不調から心の不調が誘発されることも

一方、ストレス要因というと心が原因だと直結しがちですが、もちろん身体的要因が原因となっている可能性もあります。体調不良(体のストレス)のために不安や心配(心のストレス)が誘発されて、両方のストレスを被ってしまうケースです。
例えば肩こりを引きずっている人は、首や肩の痛みと、そこから誘発される「一体いつになったら治るのだろう(T_T)」というつらい気持ちがセットでストレスとなることがあります。

その場合身体のケアをメインにしつつ、こころのケアを併用することが効果的です。適切な医療施設で身体的治療を行いつつ、リラクゼーションサービスやカウンセリングを利用して不安を取り除いたり癒しを取り入れたりすることで回復が期待できます。

季節の変わり目は天候や温度差、環境の変化が激しく、自律神経が乱れがちになるのは仕方がないことかもしれません。体の不調を感じたらストレスになってることに早めに気づいて、適切に自律神経を整える処置をしていくことを心掛けましょう。