当相談室のカウンセリングの特徴

つばさカウンセリングのカウンセリングは「医療で治す」のではなく「学習して直ろうとする」ことを目指します。すなわち「知ること・わかること・気づくこと」を通じて自分で直ろうとする力を信じる・つける・取り戻す。そのお手伝いをするものと受け止めてください

学習といっても塾や学校のように先生が生徒に教えるという形ではありません。そうではなく「みなさまがカウンセラーに気持ちや考えを話すこと」を中心にして以下の方向性で進めていきます

①「自分を」学習する

みなさまが対話中に何気なく言った言葉。その中には無意識に出た言葉もあります。その言葉をカウンセラーが伝え返すと、みなさん意外と「えっ、私、そんなこと言ったんだ」と驚かれるものです。そこから「そうか、私は無意識にそう思っているんだ」と気づく…これが「自己理解」です
こうして自分の心の奥底にある「本当の気持ちや考え」を理解ができると「これからどうしたいのか」がわかり「そのためには何をすればいいのか」「私には何ができるのか」を具体的に考えられるようになる…
自己理解を深めていくことでみなさま自身がいろいろなことに気づくことができ、これからどうしようかと考えていく力を取り戻すことが期待できます

自分を変えるためには、まず今の自分をきちんと知る。カウンセリングは自己理解からスタートするといっても過言ではありません。それだけに当相談室では対話、特に「みなさまが思いっきり話すこと」をいちばん大切にして進めていきます

②「知識を」学習する

みなさんとの対話の中で「これは理論を知ったら自力で解決できるのでは」と期待できる場合、あるいはみなさんの方から「こんなときどうしたらいいのか教えてほしい」などと要望があった場合には、目的に合った知識や理論を提供して解決を目指すこともあります

日本の義務教育ではこころのしくみや対人関係の理論などを教えてくれるところはありません。実は悩みから抜け出せずに苦しんでいる人や人間関係がうまくいかずに困っている人は「こころのしくみを知らない」「対人コミュニケーションの理論を知らない」だけで、それらを知るだけで自力で解決できることが期待できます

足し算・引き算といった計算。生まれながらにできる人は稀で、ほとんどの人はやり方を教わったからできるようになったはず。因数分解や図形の面積の求め方なんかも今は忘れちゃったかもしれませんが、もう一度公式などを教えてもらえばできるようになるでしょう。それと同じです。知らないことは学習する、忘れてることは再学習すればあなたはパワーアップします

カウンセラーとみなさまとの関係について

心療内科などの医療機関では医師が主体となって治療を行います。治療者である医師の言うことが絶対で、患者は医師に従うという構図になります。そのため医師と患者の間に上下関係が発生する傾向があります
医師が威圧的だったり、みなさまの話を親身に聞かない、気持ちを理解してくれないこともあります。こうなるとみなさまも委縮したり不信感を持つようになり本音で相談することができないでしょう

一方、当相談室は先ほども書いた通り「学習して直ろうとする力をつける・取り戻す」ことを目指し、そのために「みなさまが思いっきり話すこと」をいちばん大切にしています
医師と患者のような上下関係を感じさせてしまうと思いっきり話せませんよね。だからカウンセラーの私とみなさまとは対等な関係(むしろみなさまより私が半歩下がった立場)となるよう心掛けています。「先生と患者」という関係ではなく「腹を割って相談できる親友」とか「ちょっとだけ心のことに詳しい近所のおじさん」のような関係で、みなさまに安心して話していただきたいと思ってます

医療とは違ったアプローチ

ここまで書いた①自分自身を学習する ②こころやコミュニケーションを学習することで回復・解決していくことを目指す方針、そのための手段として対話を基軸に行う点が当相談室の特徴です
当相談室のカウンセラーは臨床心理士ではありませんが、各種資格や専門技術、専門知識を有しています。特に以下に挙げた目的のみなさまは医療機関よりも当相談室の進め方がお薦めです

医療機関よりも当相談室が向いている方
  • 自分の中にある「直る力」を信じたい
  • 話を聴いてほしい、わかってほしい、受け止めてほしい
  • 自分で直る力をサポートしてほしい
  • 対人関係の不具合による悩みを解消したい
  • 治療ではなく相談がしたい
  • 自分のことを見つめなおしたい
  • 話してストレスの発散をしたい
  • 深刻な精神疾患に陥らないよう予防・ケアをしたい
  • こころの状態を定期的にメンテナンスしたい

なお当相談室は医療機関ではありません。また当相談室のカウンセラーは臨床心理士ではありません
なので以下のような希望やこだわりをお持ちの方は当相談室ではご期待に沿えません

当相談室よりも医療機関がお薦めの方

・医学的治療や薬での治療を望まれる方

では当相談室はどういう位置づけかと言いますと「こころとコミュニケーションの専門サービス業」という位置づけです
こういった希望やこだわりのない方には温かくて親身なとても使いやすい相談室(・・・と言われるよう目指します)なのでみなさまのご利用お待ちしています