はじめての方へのご案内

つばさカウンセリングのサイトをご覧いただきありがとうございます
カウンセリングを行う上でのつばさカウンセリングの基本方針と心理カウンセリングの進め方のご案内です
ご利用希望の際は必ずお読みのうえ、ご利用にあたっての参考にしてください

基本方針

話す楽しさ、聴いてもらえるうれしさから始まるこころのケア

心理カウンセリングは対話を通じて回復を促す療法です
思い通りに話せて、相手に聴いてもらえて、わかってもらえると安心できるものです。安心できるとどんどん話が進んでいきます。すると考えや気持ちに流れが生まれます。こうして安心できる相手に話していくと、ひとりで考えていては見えていなかったことに気づけることがあります。この気づきから問題解決や自身の人間的成長を促していきます
私の聴き方はみなさまを信頼し、みなさまの存在価値を尊重し、みなさまの思いを大切にすることを心掛けています。こうしてみなさんが話す楽しさやうれしさを感じ、安心してお話しができ、そこで気づいたことから問題解決につながることを目指します

対等な目線で語り合いましょう

「カウンセラーは専門家、みなさまは利用者」
このような上下関係があるとみなさんは腹を割って心の奥底にあることを話せますか?
・・・それは難しいですよね。仕事でも上司に対して思っていることをそのまま言えないですよね

私はみなさんに安心して、自由に、思いっきり話していただけるような雰囲気づくりを目指しています。たとえば敬語を使わないでいいので、むしろみなさんが話しやすい言い方で自由に話していただくことを促しています

私は別に偉くありません。みなさんよりもちょっとだけメンタルケアに詳しい近所のおじさんです
・・・みなさんにこんな感覚で接していただけることを目指しています

答えはあなたの中にある

信頼してつらい思いや苦しみ、またほかの人には言えないような本音を話したのに、相手から「それはあなたがこうしないからいけないんじゃない?」「そんなことしたの?普通こうするんじゃない?」「そんなのこうすればいいじゃないか」などと言われたらどうでしょう?
きっと「話すんじゃなかった」「かえって苦しくなった」という思いになるのではないでしょうか

みなさんが悩みやつらい思いを相談する際には、相手の方に
・私のことをわかってほしい
・私の考え方を理解してほしい
・私に思いやりの気持ちを向けてほしい
・私にやさしい態度で接してほしい
という期待を抱いているはずです
なのに上記のようにみなさんの思いや考えを否定され、相手の思いや考えを押し付けられると悲しいですよね

私のカウンセリングでは、基本的には指示や指導、命令は致しません
これらは上下関係から生まれる「上から目線」によるもので、自分の主観をみなさんに押し付けているものなのです

その代わりみなさまにとって有効となると判断した場合に「提案、情報提供、アドバイス」をする場合があります
違いは、命令や指示、指導と違って「強制ではない」ところ。あくまでもみなさまの意思を尊重する形で行ないます
具体的に言うと、これらを行う際には必ず「・・・と私は思うのですがいかがでしょう?」という聴き方をさせていただいてます。気弱な方に対してはさらに「否定してもいいんですよ」と促すこともあります。

答えはみなさまの中にだけあるのです
ほかの人が知ってるわけでもなく、導けるわけでもないのですから

時にはみなさんの言い分が独りよがりであったり、一般的には明らかにおかしい場合もあります
そんな時でもその気持ち、そのままお話しください
みなさんの思いや考えを否定せず、みなさんの思いや考えの中に私が飛び込んでいきます
まずはその思いや考えを土台にして語り合い、何か気づいたならそこで考え方を見直し、必要なら修正していく。こうして問題解決に向けて一緒に考えていきましょう

稀にですが、心理カウンセリングを「すぐに解決策を教えてもらえるもの」と思われている方がいらっしゃいます
自身の今の状況を要約したものを話し終えたあたりで「何もアドバイスしてくれないのですか?」と解決策を教えてくれないことに苛立ち不満を言い始めます

ここまでお読みいただけた方は「それは違う」とご理解いただけるものと思います
「答えはみなさんの中にある」
ですから私が答えを与えれば解決するというものではありません。また私の見解や過去の経験から出された答えがみなさんに合うとは限りません。みなさんの中にある答えを一緒に探すのが心理カウンセリングです

お互いの信頼関係が深まり、私がみなさんのことをきちんと理解する
そこで初めて「みなさんに合った」「本当にみなさんのためになる」提案やアドバイスができるようになります
この点を誤解のないようご利用ください

初めての方への安心システム

始めてご利用される方は思っているようなカウンセリングが受けられるか、カウンセラーと相性が合うのかなど不安がたくさんあることでしょう
そこで当相談室ではそんなみなさんにも安心してご利用いただけるような2つのシステムがございます

初回オリエンテーション

・カウンセリングに入る前に実施(最大30分程度)
・みなさんがカウンセリングに期待することの聞き取り
・カウンセリングでできること、できないことのご案内
・その他カウンセリングを進めるうえでの質疑応答
以上を踏まえてカウンセリングに入るかどうかの判断できます!

初回はカウンセリングに入る前にオリエンテーションの時間をお取りします

オリエンテーションではまずみなさまがカウンセリングに期待していること、また進め方についてのご希望、ご要望などを伺います
続いて私から、カウンセリングの基本的な進め方や、カウンセリングでできること・できないことのご案内をいたします
またみなさまのカウンセリングに対する疑問や質問、不安に思っていることなどもお伺いします
こうしてお互いの意見交換をしながらカウンセリングの方向性をすり合わせします

オリエンテーションのお時間は最大で30分程度ですが、過去にカウンセリングを受けた経験のある方などは数分程度の確認で終わることもあります

このようなオリエンテーションでみなさまがご納得・ご了解いただけたら有料セッションに入ります
逆にオリエンテーションを受けて「思っているのと違う」「カウンセラーと相性が合わない」などと感じられたらこの時点で中止・キャンセルしていただいて構いません。その場合料金はかかりません(下記「初回中止時返金制度」をご覧ください)


初回中止時返金制度

以下の場合は料金を全額返金します
・初回オリエンテーションだけでやめる場合
・カウンセリング開始後概ね15分以内に中止する場合

初回オリエンテーションでカウンセリングを受けるのをやめることにした場合はもちろん、カウンセリングに入ってからでも「思っているのと違うな」と感じられましたら開始後概ね15分経過までなら中止、返金いたします

心理カウンセリングの進め方

心理カウンセリングの流れのご案内です
1回ごとの流れと全体を通しての流れに分けてご案内いたします

1回ごとの流れ

1回のカウンセリング時間は60分です
60分のうち50分をみなさまのお話の時間に、終わりの10分程度その日のお話の振り返りの時間に充てるという配分を基本にしています

悩みや相談はもちろん、趣味の話や空想世界をお話しいただいても構いません。話したいこと、わかりあいたいことを思いっきり話していただきたいと思ってます
こうして話してスッキリするだけでも気持ちや行動に変化が現れることも期待できるのです

50分経過したらお知らせしますのでキリのいいところで話を結ばせていただきます
そしてその日にお話しされた内容を振り返り、話し終えての感想や気持ちがどのように変化したかを一緒にわかちあいます
必要に応じて次回のカウンセリングまでの課題や目標を設定して終了します

なぜ延長をしないのか?
それは、カウンセリングは「長くやれば効果が出るというものではない」からです
カウンセリングで得た気づきや課題は実行しなければ成長につながりません
一度のカウンセリングでたくさんの課題や気づきを見つけても、数が多いと向き合うのも大変です

それよりも限られた時間内で見つけた1つ・2つの課題にきちんと向き合い、行動し、クリアすることの方が成長につながります
課題は見つけるだけでは意味がありません。みつけた課題にきちんと向き合うことで自身の成長につながります
向き合う余裕がないほどの課題を一気に見つけるよりも、みつけた課題にひとつずつきちんと向き合うほうが着実かつ効率的に成長に結びつきます
そういう考えから当相談室では延長制度がございません

例外として「ここで終わるとあまりに中途半端になる場合」には区切りのいいところまで時間延長を提案することがあります

全体の流れ

カウンセリングの流れは人それぞれです。ここでは代表的なパターンをご案内します

①発散の段階
まずは不安や苦しみ、つらさでいっぱいの気持ちや考えをみなさんに思いっきり吐き出していただくことを中心にした対話を進めていきます

②気づきの段階
みなさんの話からキーワードとなる言葉を伝え返したり、矛盾してる点や盲点などみなさんの無意識にアプローチし、それらの発言の意味や意図に気づいていきます

③洞察を深める段階
得られた気づきについてより深く掘り下げていきます
ここでは考えを促進するような心理技法、カウンセリング技法を適用する場合があります

④計画・行動の段階
課題や目標を明確化し、実行に移す準備をします
この時点ではアドバイスや情報提供、必要に応じて指示をすることもあります

以上が一般的なパターンです
ただ中には思っていることを口に出しただけで気分が晴れて悩みが吹っ飛んだという人もいます
最初に書いた通りカウンセリングの流れは人によって様々です

間隔・頻度

カウンセリングのご利用間隔・頻度もみなさん次第です
2週間間隔でご利用される方もいますし、3か月ペースの方もいます
初めのつらい間は短い間隔で利用して、落ち着いたら間隔を伸ばすのも構いません
みなさんのペースで決めてください

なおカウンセリング終了時に「次はいつにしますか」とお伺いを立てますが、みなさんがあとは自力で回復できそうだと判断したときは遠慮なくお申し出ください。カウンセリングの終了を判断するのはみなさん自身です
また抱えていた悩みや問題が解決した後も引き続き定期的なこころのメンテナンスとして利用される方も多くいらっしゃいます