話すことにどんな効果があるの

心理カウンセリングは話すことの効果を活用した療法です
でもただ話すことに効果があるのか、疑問に思いますよね
そこでここでは話すことにどんな効果があるのか、具体的にご案内していきます

不調の原因は滞り

道路が滞ると渋滞が起こります。血流が滞ると肩こりや神経痛が発生します。滞りは不具合や不調の原因となります
同じようにひとりで考えてしまうと気持ちや考えが滞ってしまいます。気持ちや考えが滞ると苦しみやつらさに襲われてしまい、こころの不調につながります

そんな滞りを解消するには「流れ」を作ることが必要なのです

渋滞する交差点を立体交差にすれば車の流れがよくなって町が活性化します
凝ったところをマッサージすると血流がよくなり体調が改善します
そんなあなたの気持ちや考えに流れを作りだす方法が「話すこと」なのです

水の流れのように

流れを作り出すことを、池や川といった「水の流れ」に例えてみましょう

川につながってない池では同じ水が対流することになります
水の入れ替わりがないのでやがて水は汚れていき、池は澱んでしまいます
そこに大雨が降るとあちこちに溢れ出て水害になってしまいます

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川とつながった池はどうでしょう?
池の水は川の下流へとどんどん流れ、汚れた水も流れ出ていきます

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汚れた水が下流へと抜けると、池の貯水量に余裕ができます
貯水量に余裕ができた池には、上流から新鮮な雪解け水が流れ込みます
このように流れができることで池は浄化されていきます

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これと同じような流れが、こころのケアにも有効なのです

話して 流して 余裕を作る

こころの苦しみを感じている人は、問題を自分ひとりで抱えてしまっている人がほとんどです
自分で解決しなきゃと思い、ひとりで悩み、ひとりで考え・・・

その結果、同じ考えが堂々巡りしてしまっていないでしょうか
「結局同じ考えに戻ってしまう」と閉塞感に覆われると更に不安感や無力感を感じ落ち込みが激しくなります

そう、川とつながっていない池で、同じ水が対流するだけでどんどん池が澱んでいくのと同じです

口に出して話すことは、あなたの滞ったこころに流れを作る川の役目です
堂々巡りしてしまう考えをほかの人に向けて言葉に出してみたらどうでしょう?
考えだけでなくモヤモヤした気持ちも一緒に吐き出されることが期待できます

言葉に出して吐き出したら「なんだかスッキリした」と感じられませんか?
それはこころに余裕ができた証です
するとこれまで見えてなかったものが見えてくる、気づかなかったことに気づき、否定していたことを肯定できるような余裕が生まれます
新鮮な水が流れ込むのです

モヤモヤを流して初めて前を向くことができる

つらさや苦しみに襲われていていた時は視野が狭くなりがちです
余裕がなくいっぱいいっぱいの時って、他人からアドバイスされてもうざいですよね
「それはもうやってみた」「そんなのうまくいくはずがない」「今の私の状況がわかってないのに軽々しく言わないで」・・・そんな気持ちだったでしょう

そう、思い悩んでいるときに「前を向こう!」と励まされたところでそんな余裕はないのです

煮詰まっていた気持ちや考えを発散する
発散すると気持ちに余裕ができる
そうして気持ちに余裕ができると
・新たなことに気づいたり
・情報やアドバイスを肯定的に受け入れることができたり
・その情報を活かすような考え方ができるようになる
こころの澱みを流し、こころに余裕ができて、ここで初めて前を向く力が出てくるのです

前を向く力をつけるには、こころに余裕を作ることが必要
こころに余裕を作るには、こころの澱みを流すことが必要
こころの澱みを流すには「話すこと」がとても有効なのです

あとは聴いてくれる人を選ぶこと

話して、考えを流して、こころに余裕が生まれて、いろんなことに気づけるようになる
話すことがメンタルケアになること、解決に向かう土台になること、わかっていただけたら幸いです

話すことは気軽にできるメンタルケアです
あとは話す相手を選ぶことが重要になります

「話せばいいのなら、別にカウンセリングを受けなくていいんじゃない?」
・・・そのとおりです。親でも先輩でも友達でも「あなたの気持ちを受け止めてくれる人なら」誰でもいいのです
ただ、その「あなたの気持ちを受け止めてくれる人」が身近にいるかどうかなのです。あなたのことをわかってくれて、受け止めてくれる聴き方のできる人に話さないと効果がないどころか逆効果になります

身近な人に悩みを相談したら、それこそ先ほどの「うざいアドバイス」をされたこと、ありませんか?
自分の話を聴いてもらうはずが、気づいたら相手の持論や経験談を聴かされる立場になっていたこと、ありませんか?
応援してほしいのに「それはあなたがいけない」「あなたの努力不足」などと責められたこと、ありませんか?

人は「教えたがる動物」なのです
自分の知っていること、経験したことをひけらかすことで優越感を感じようとする傾向があります
なので悩みや相談を持ち掛けられると一般の人は「教えてあげよう」「アドバイスしてあげよう」「指導しよう」という姿勢で聴こうとします
これでは話したところでかえってモヤモヤ感が募ったり余計に落ち込んでしまいます

悩みを相談する人は「隠れた4つの欲求」を持っています

1.私の気持ちをわかってほしい
2.私の考えを理解してほしい
3.私に思いやりの気持ちを向けてほしい
4.私にやさしい態度で接してほしい

これら4つの欲求にこたえる聴き方こそが、こころに流れを作るのに必要な技術なのです
こんな聴き方ができる人は身近にはなかなかいないでしょう。ここに心理カウンセリングの存在価値があるのです

心理カウンセラーはみなさまの悩み、不安、つらさや苦しみが流れていくよう、みなさんに安心して、思いっきり話していただけるようにお話を聴かせていただきます
ぜひ「話を聴いてくれるカウンセラー」に思いっきり話して、こころに健全な流れができることを実感してほしいと思います

最後までお読みいただきありがとうございました

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